3D プリントとは?
通常、個人で入手可能な 「3D プリンター」といえば、フィラメントと呼ばれる糸状の材料を熱で溶かしながら、 層状に物体を造型する機械を指します。
この技術は FDM (Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層法) と呼ばれる技術です。
※商標権の問題を避けるため RepRap では FFF (Fused Filament Fabrication) とも呼ばれていますが、一般的には FDM です。
3D プリンタのノズル (Extruder) は設定した温度に熱することができます。
PLA フィラメントを使うときは、ノズルの温度を約 200°C 位に設定します。 すると、熱せられたノズルの熱によってフィラメントが溶け液体状になり、自在の形状に造形することが可能となっています。
こうした仕組みなので、3D プリンターで作成したものには特徴的な縞が多かれ少なかれみられます。
この凸凹を消す・目立たなくする方法については、表面仕上げ で説明します。
3D プリンターにどうやって「この形に作れ」と指示するのか?あるいは、どういう層を作れば良いのか?と、疑問に持つかもしれませんが、それはまた別の箇所でご説明します。
ここでは、FDM という造形技術を用いて、層状に物体を造形するんだ、ということだけ覚えておいてください。