3D プリンターの選び方

ここでは主にホビー目的で利用することを前提とした、 デスクトップ 3D プリンターの選び方について説明します。

3D プリンターの中でも特に一般的な FDM 方式のプリンターについて説明します。

FDM 方式は、 FFF 方式とも言いますが、同じものです。

SLA 方式等、他のタイプについては他のサイトをみてください。

利用可能なフィラメント

3D プリンターではフィラメントを熱で溶かし、それを層状に積み重ねることで造形します。

従ってフィラメントの材質は、出来上がりのモノの強度、質感、性質に直接影響します。

代表的なフィラメントの材質は PLA と ABS の二種類です。

PLA は熱が冷めたときの変形 (ワーピング) が比較的少なく、ヒートベッドも不要なので造形しやすいです。 表面が硬いのですが、脆く、比較的熱にも弱いです。

ABS は表面が硬くないので表面処理もしやすく、強度も強いです。その代わり、ワーピングが多くやや造形が難しいです。

フィラメントによってこうした性質の違いがあるので、あなたが主に作りたいモノによって選びたいフィラメントも変わります。

一般的には PLA は扱いやすく、広く使われています。このためエントリーレベルのデスクトップ 3D プリンターでは PLA のみをサポートしているタイプが多いです。

ただし特に強度を必要とする場合には ABS の選択肢もあった方が良いので、ABS も利用可能であることを確認すると良いでしょう。

それから材質の他に太さにもバリエーションがあります。もっとも一般的なフィラメントの太さは 1.75mm です。たいていサポートされると思いますが、念のため確認しておくとよいでしょう。

プリントサイズ

3D プリンター毎に作成可能な最大サイズが決まっています。

エントリー・レベルのデスクトップ 3D プリンターではだいたい 1 辺 15cm ~ 20cm 四方くらいの3次元物体を作成可能です。

ノズルの直径

一般的なノズルの直径は 0.4mm 位です。

RepRap の情報によるとプリント時のレイヤーの最大厚さの推奨値はノズル径の 80% とされています。つまり、0.4mm のノズルでは 0.32mm が最大厚さとされます (ただしスライサが G-code 生成時に適切な押し出し量を計算することで、これよりも厚いレイヤーでも問題ない状況も十分考えられます)。

ノズルが細いときめ細かいのは良いのですが、ノズル詰まりの原因にもなりやすいですし、プリント速度も上げられない問題があります。

PC との接続方式

3D プリントを行うときには、通常は PC と接続してプリントデータ (G-code) を 3D プリンターに送信する必要があります。

このため、サポートされる PC の種類 (OS やバージョン) や接続に使用するホストソフトウェアの種類も確認しておくと良いです。

PC と USB ケーブルで 3D プリンタと接続する場合が多いですが、中には Wifi をサポートしている 3D プリンターもあります。

利用可能なソフトウェアとファイル形式

3D プリントを行う際には、「モデリングソフト」、「ホストソフトウェア」、「スライサー」などのいくつかのソフトウェアを利用する必要があります。

サポートされるソフトウェアの種類によっては、ベンダー固有すぎて使いまわしが効かない、情報が少なくて使い方が分からない(分かりにくい)、といった問題が発生する可能性があります。

モデリング情報のファイル形式としては、少なくとも STL 形式はサポートされていることは確認しておくべきと思います。 ベンダー固有のファイル形式が必要とされる場合は、それがご利用のモデリングソフトで出力可能であるか確認しましょう。

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